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読書会備忘録 (9) 「医療と教育を結ぶ シュタイナー教育」

出会いや経験が、足の長さに左右されていたことはなかったか??

《シュタイナーによる教育原則》

自己観察と自己経験の道として教育的観点から輪廻転生とカルマを視野に入れ、
 人間の成長のプロセスを理解し、自分のクラスに座っている生徒たちに生かすこと

自己観察の四つの領域:

第一レベル「自我の領域」集中力と意識性をもって、ここで起きていることに目を向ける
第二レベル「自己経験の領域」驚くほどの偏見や過去の記憶や未来についての観念に結びついている
第三レベル「生活習慣の領域」基本的行動+生活習慣が生活上の判断に大きく影響を及ぼす
 

読書会備忘録(6)、(7)、(8)に引きつづき、第四レベルとは...

 

第四レベル:肉体の領域

身体的な力の及ぶ範囲に私たちは限定されています

たとえ、もっともよい習慣、もっとも柔軟な魂、非常に高い集中力があったとしても
肉体的能力がなければ、自分のしたいことができません

自分の肉体の物理的状態がカルマ的状況をつくる
そして、肉体レベルでの人との出会い方がこのドラマで重要な役割を演じます

例えば、歩幅は足の長さによって決まり、その観点から出会いや経験が足の長さに左右されていたことはなかったか
誰かに会うためにある場所に歩いて向かう時、何秒か何分かの差で出会いが変わっていたかもしれない

誰が誰を好きか、老人か若者か、男か女か、全体的な容姿、印象といったことで、
これはほとんど固定され、肉体レベルで何かを変えようとする時に、私たちはもっとも大きな抵抗を経験します

例えば、オイリュトミーの分野で何年間か訓練をすれば、動き方、歩き方を変えることができます
私たちの肉体を新しい形に変えることができます
しかし、
それには何年にもわたる訓練が必要です

 

 

オイリュトミーとは、シュタイナー学校の大切な授業の一つで

手話のように固有の象徴的な動作があって、それはそれぞれの「音」に対応していて
詩の言葉の発音や音楽の旋律を、流れるような特定の動きで表現をするものです
けれど、それは単なる動作にとどまらず
目に見えない深いところまで影響を及ぼす作用があります

個人的にも大好きで機会を見つけては習っていますが
オイリュトミーを習った後は、いつも気が整い浄化され新鮮な気に満たされる感じがします

シュタイナーの言わんとしている世界を直接体験できる奥深さがあります

娘が初めてオイリュトミーの授業を受けた日、

彼女の体操の先生が、彼女の動作の変化にびっくりしていました
体操の技の後、雑に単に両手を上にあげていた娘でしたが、
両手がスッと上に伸びて背筋をスクッとさせて立っていたと

毎年学校で、子供達の合唱、演奏、演劇の発表会に加えて、オイリュトミーの発表会もあります

それを毎回とても楽しみにしていて、それは子供達のその時点での在り様がとてもよく観れるからです

自信無げに、周りを意識しながら心もとなげに動く様や

心ここに在らず、動作だけをみんなに合わせて動く様や

心と動作が調和して、指先まで気が通って喜びと「これが私だ」と言わんばかりの動き様や

圧倒的な存在感を身にまとって動く様

シュタイナー学校の子供達にとっては、幼稚園や小学校の頃から長い年月
 「何でこんなことをしなくちゃいけないんだ」と文句を言いながら受けてきた授業ですが

毎年、高校二、三年生のオイリュトミーには、
どの生徒にもしっかりした真の様なものが身の内に備わってきたという印象を受けます

人生という長い旅への準備が整いつつある様に、みえるのです

 

肉体レベルでの変化は、一瞬には起こせずとも変化可能な部分もあれば

ましてや、背がもう少し高ければとか、鼻が低いとか、筋肉質体質とか、先天性の能力とか

変化を起こしにくい部分も相当あります

でも、

遺伝的な理由も含めて、なぜ私はこのような肉体(固定された制限)を持って、

もしくは、このような肉体的特徴をどう選んで生まれてきたのか?

日本で育つと、ほとんどの人が黒髪の黒い目ですが、

カナダでは様々な髪の色と目の色の人たちがいます

その中でも、
両親・兄弟・親戚はみんな黒髪なのに、自分だけ赤い髪で生まれてきた友人がいます
何世代も前に赤い髪の人がいたらしく隔世遺伝したとか、
何で彼女は赤い髪を携えてこの世に生まれたのでしょうか

 

いよいよ、次回からがこの章「教育の原則とカルマおよび輪廻転生の関係」の本筋に入っていきます
お付き合いください

つづく

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