読書会備忘録 ⑴「医療と教育を結ぶシュタイナー教育」
イチオシ!「医療と教育を結ぶ シュタイナー教育」ミヒャエラ・グレックラー
ノースバンにあるコーヒー店の一角を借り、だいたい二週間置きに集まる読書会
シュタイナー幼稚園や自宅で幼児教育をしている友人を中心に、私のようにシュタイナー学校に長年子供を通わせている人たちや、小さなお子さんを抱えている新米ママパパで子育てを通して育自(自分育て)している人や、保母さんたちなど、本とコーヒーを片手に集まっては楽しい学びの一時を過ごしています。
前回までは、高橋巌さんの著作から「エーテル界とエーテル体」そして、「生きる意志と幼児教育」を読み合いました。
初めてシュタイナー関係の本を読むと、不慣れな言葉や考えに戸惑いますが、
そこは年長母組が体験をシェアしたりついつい話題が脱線😆したりしながらも一緒に読み砕いていきます。
私にとってはこの上なく特別楽しい時間です。
心ともなく歩んできたこの道が、子供の成長と共にしっかりとした歩みとなり
今こうして誰かと分かち学び会えることがとても嬉しい
さて、
備忘録 その一
英題は "A Healing Education -How can Waldorf education meet the needs of children?" です。現役人智学医療の牽引役・小児科医のグレックラー博士が生理学観点から子供の健康にシュタイナー教育がいかに役立てられるのか?と迫る一冊です。
以前バンクーバーへ講演にいらっしゃった時にお会いして、とても魅力ある女医さんで素敵な方でした。
まず、「日本語版に寄せて」の中で
健康起源説に関する研究で
「自分と対象とが密接な繋がりをもつことの重要性」について述べているとふれ、
子供が学校時代を通じてこの密接な関係性や一体感を発展させることは、後年における体的、心的な健康に大きな影響を与えると続けます。
そして、
「この(シュタイナー)教育を通して、人生全般にわたるいわば健康の素因を、学校時代にすでに子供達に与えることができるのだ!」と、非常に感激を覚えましたと締めくくっています。
改めて、シュタイナー教育の深さを思い計ると共に、
多くのシュタイナー学校は小規模で、
クラスメイトのみならず、その親兄弟どうかすると親戚も含めて周知の仲であり、それが全校生徒にまで及び、確かに強連結の関係はすごい
幼稚園は大概小学校と併設であり、そして小1から中2まではクラス替えなく基本同じ担任と過ごし、中3から高3まで上下ではないヨコの繋がり方で関係します。
しっかりとした深い関係を築く土台だった (ナットクです)
ただしいろいろな意味で (^◇^;)
問題が起こっても少人数だと逃げ場がなくて、向き合うしかない
当然晴れの日も嵐の日々もある
人と関わるって本来そういうこと
私は人と衝突することを極力避けてきたから、
ここぞという時の向き合い方は、親としても鍛え直されましたね
逆に助けが必要な時は、ビックリするくらい親身に助けてもらい、この繋がりの強さは大いなる安心と生きる力の支えになります
親兄弟から遠く離れて暮らしている身には、有り難いことです
しっかりとした深い関係を体験できることは健康的にもギフト (ナットクです)
つづく (^ー^)
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